2010年2月の新作 宮本茂利さんの染付輪線筒碗と染付輪線のぞき猪口


2月の「花田の新作」は 宮本茂利さんの染付輪線筒碗と染付輪線のぞき猪口です。



左:染付輪線筒碗 (\3,150)右:染付輪線のぞき猪口 (\3,150)

すっと立つフォルムに、勢いと味わいを兼ね備えた輪線が走ります。

作者の宮本茂利さんは愛知県瀬戸に仕事場を構える30代、花田期待の有望株です。

彼にこのうつわの本歌である古伊万里の猪口を見せると
「面白いですね。模(うつ)し、やらせて下さい」と一言。
筆の走り、呉須の色、全体の形、生地の質感等々、あらゆる部分を確認していたのでしょう。
その後無言で、その猪口をじっくり眺めていました。

複数回の試作を経て、花田に完成品が到着したのはその5ヶ月後。
見事。本歌を忠実に倣いながらも、
宮本さんの持ち味である丁寧で柔らかい仕事振りも十分に息づくうつわとなりました。

輪線文を吟味しながら、花田の新作と共にゆっくりとした時間をお過ごしください。

こちらでも宮本茂利さんのうつわをご紹介しています。どうぞご覧下さい。

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