2011年8月の新作 青山徳弘さんの楕円鉢3種


8月の「花田の新作」は、青山徳弘さんの楕円鉢3種です。




青山窯 鉄木賊楕円鉢 [\ 6,300] / 青山窯 
ゴス鉄木賊楕円鉢 [\ 6,300] / 青山窯 鉄麦わら楕円鉢 [\ 7,350]

「線をまともに描ければ、何でも描ける」
師でもある、父親の青山禮三さんに言われ、
青山徳弘さんは若い頃から線文様を描き続けています。

何千、何万本という線・・・
圧倒的な量をこなすことで、単純だが、それ故奥の深い線描の仕事を極めてきました。
青山さんの線文様の魅力が、数に鍛え抜かれたその技術に支えられていることは間違いありませんが、
加えて青山さんの線の仕事への愛情、一本一本の線への思い入れ。
こなした数のみでは獲得できない、
うつわ全体や一本一本の線が放つ独特の味わいや温かさも青山さんの仕事には存在します。

青山さんの仕事場へ行くと、色々な話をします。
でも、結局、線の話になっていた、ということがほとんどです。
「線を数えたことはない、いつもテンポや間を大事にしている。
数を決めるとスペースに無理に詰めようとして余計な事を考えてしまうから」
そんなことを活き活きと説明する青山さんが線を描いているところを見ると、確かに非常にテンポがいい。
スーッ、スーッという音が聞こえてきそうなくらいです。

さて、今月の新作。
相変わらず、どこまでもぐんぐんと上っていきそうな麦藁手や木賊文様。
青山さんの手なれた伸びのある筆致が、使い心地抜群の楕円鉢をぐっと粋なものにします。
是非ご覧ください。

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