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余宮隆さんの「白いうつわ」


余宮隆さんの「白いうつわ」

二年ぶりに花田での個展を控える、作者の余宮隆さんです。
定番から新作まで、多彩なうつわを準備してもらっていたなかで今回特に目を引いたのは、余宮さんには珍しい「白」のうつわ。
制作の背景や、うつわ作りへの想いについて伺いました。

余宮隆さんの「白いうつわ」

流れのある白

花田:7月の個展に向けて、色々作ってくださっているそうで、楽しみです。(以下花田-)

余宮:今、キレイな白が焼けています。
以前の白濁釉より、もっと「白」です。
火のあたり方によっても変わりますが「流れのある白」という感じです。

-:余宮さんにとって、白いうつわの魅力は何ですか。

余宮:白って、使うとき何も考えなくていいんです。
食器棚からサッと出して、サッと使える。
もちろん食器選びの楽しみもありますが、日曜の昼時に作ったものを無造作にバーっと盛るときなどにはちょうどいいです。

-:例えばどんな料理でしょうか。

余宮:赤系の料理が多いかな。
トマトソース、麻婆豆腐、エビチリ、ハンバーグ……。

-:楽しそうな日曜日ですね。

余宮隆さんの「白いうつわ」

最近、思うこと

-:最近、うつわを作りながら考えていることなどはありますか。

余宮:あまり「主張」をしなくなりました。
例えば、今回の白もそうなのですが、以前ほど表情や景色を出すことを気にしていません。
ロクロもスッキリひくようになったし……。
以前は「余宮隆らしさ」を意識していた気がしますが、今は使う方々にも「使っていて気づいたら余宮隆だった」ってなるといいなと思います。
最初の頃は、余宮隆の焼き物を覚えてもらうことに一生懸命だったのでしょうね。
今は、自然体がいいなって。

余宮隆さんの「白いうつわ」

今、作りたいもの

-:その今、余宮さんが「作りたいうつわ」とはどのようなものですか。

余宮:可愛いうつわ。

-:意外です(笑)。

余宮:でしょう。
でも正直なところです。
昔は「格好いいもの」を追い求めていましたが、最近は可愛いものが好きなんです。
酒量も減って、甘いものを食べるようになったし、お菓子にあう可愛いうつわも欲しいです。

-:巡りめぐって、素の自分に立ち返られたのですね。

余宮:元々そういう人間だったのでしょうね。
可愛いものを作ろうとすると、解放された気がします。
酒器にしても、可愛く作ろうとすると、自然に新しいものが出てくるんです。
恥ずかしがらずに(笑)、「可愛さ」を出していきたいと思います。

-:いいですね。
個展を楽しみにしています。



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