![薬味のはなし](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_main.jpg)
薬味のはなし
生姜、ねぎ、みょうが、大葉…言葉を並べるだけで「薬味」と連想できるほど、
私たちの食卓で薬味は身近な存在です。
冷奴、刺身、うどん、鍋料理…
一年を通し様々な料理に薬味は登場します。
その歴史は古く、平安時代には柚子を使って汁ものに風味を付けるなどされ、
江戸時代に饂飩が広まるころには、薬味もより幅広く用いられるようになったようです。薬味の由来は「医食同源」から来ており、
薬にもなり、味つけにもなる意味があるとされています。
いつも当たり前のようにある薬味ですが、その効能は理にかなっている部分が多くあります。改めて薬味についていろいろ知ってみると、新たな発見がありそうです。
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お気に入りの豆皿で
少しずつ集めた色も形も様々な豆皿を並べると、
小さいながらも華やかな薬味皿の共演となります。
夏の定番メニュー、素麺や冷奴はクセが無くシンプルな味わい。
薬味を合わせやすいので、家族の好物をいろいろ並べてみたくなりますね。
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薬味の盛付ポイント
細かく刻んだり、すりおろして使う少量の食材な上
メインに料理に添えるものなので、つい最後に急いでセッティングしがちですが
それぞれの盛付けにほんのひと手間加えるだけで、盛付や食卓の見栄えがグンと良くなります。
大葉の細切りや、刻んだ冥加に空気を含ませるように整えると、ふわっときれいな盛付けに仕上がります。
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盛付箸を使う
竹で作られた盛付箸の先端は大変細く、盛付の仕上げに最適なお箸です。
薬味の他にもお造りのツマや重箱、お弁当をつめるのが驚くほどラクに、
そしてきれいに仕上がります。普段の料理からお使いいただきたい道具です。
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薬味いろいろ
高温多湿の日本の夏を乗り切るため、特に夏場の薬味は様々に活用されるようです。
消化吸収を促進し、胃腸の働きを助けたり
抗菌作用により、食べ物の衛生を守るなど
味のアクセントだけでなく、様々な効能を知った上で
薬味を上手に取り入れたいですね。
![オクラ](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_okura.jpg)
βカロテン豊富な緑黄色野菜。髪や皮膚の健康維持に効果。
特有のネバネバペクチンは水溶性食物繊維。カリウムやカルシウムも多い。
![白ねぎ](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_shironegi.jpg)
特有の強い香りは硫化アリルという成分で、刻むことでたくさん作られる。
ビタミンB1の吸収を助け、消化分泌を促す効果もある。
![葉ねぎ](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_hanegi.jpg)
細かな小口切りが見た目にも鮮やか。硫化アリルは白ねぎの方が多いが、
葉ネギはβカロテンが多く、緑黄色野菜に分類される。
![とろろ昆布](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_tororo.jpg)
体内では合成されないミネラルが豊富。食物繊維も多い。
うまみ成分グルタミン酸が多く、美味しく活用しやすい食材。
![あおさ](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_aosa.jpg)
磯の香が広がり、鮮やかな色も目に美味しい。
食餅繊維とカルシウムが特に多く、ビタミンA、葉酸も多く含まれる。
![胡麻](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_goma.jpg)
炒った胡麻を擦る香ばしさは料理のアクセントに。
タンパク質、食餅繊維、鉄、カルシウムも豊富で健康促進に注目食材。
胡麻をそのまま食すより、すりごまの方が栄養吸収が良い。
![生姜](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_shouga.jpg)
古くから世界中で親しまれ、香辛料や漢方にも使われる食材。
ショーガオールの働きで血行促進作用がある。
![胡瓜](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_kyuri.jpg)
夏野菜の代表格。薄く塩もみにすれば、瑞々しく歯応えのある触感。
カリウムが多く取りすぎた塩分の排出を促す。
![レモン](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_remon.jpg)
柑橘の爽やかな風味は世界の様々な料理に用いられる。
抗酸化作用のビタミンC、疲労回復のクエン酸が豊富。
![みょうが](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_myouga.jpg)
独特の風味は、蒸し暑い日でもさっぱりと食事が出来る夏の薬味。
辛み成分は血流促進、香りは食欲増進につながる。
![大根おろし](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_daikonoroshi.jpg)
瑞々しい中に爽やかな辛みがあり、天ぷら、焼きもの等幅広く使われる。
酵素の働きによって胃腸の調子を整える。
![大葉](https://www.utsuwa-hanada.jp/hanada/wp-content/uploads/2019/07/utsuwa20190703-3_oba.jpg)
和食には欠かせない彩りと風味の大葉。
βカロテン、ビタミンC、ビタミンEの他、
さわやかな香り成分には強い殺菌・抗菌作用がある。
![薬味のはなし](https://www.utsuwa-hanada.jp/img/kikaku/hiraoke/hiraoke_08.jpg)
さまざまな料理で生かしたい薬味。
季節に合わせて美味しく、効果的にいただきたいですね。