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国産漆の最高峰 浄法寺の漆


国産漆の最高峰 浄法寺の漆

国産漆の最高峰 浄法寺の漆

漆の国内自給率はわずか1~2%。
その約7割は岩手県二戸市の浄法寺町で生産されています。
主成分であるウルシオール含有率の高い浄法寺の上質な漆はいまや、
汁椀などの漆器だけでなく、国宝や重要文化財にとっても欠くことができません。
京都鹿苑寺(金閣寺)修復では1.5tもの浄法寺漆が使われたといわれています。
そして、現在は日光二社一寺(二荒山神社、東照宮、輪王寺)の
「平成の大修理」においても、浄法寺漆は重要な役割を果たしています。
文化庁は平成27年「国宝や重要文化財の建造物を修理する際には、国産漆を使用する」との方針を決定しました。これまで以上に浄法寺漆の文化への貢献は高まり、その存在は益々貴重なものとなっていくことでしょう。


岩手県二戸市浄法寺町

「漆はふるさとの宝」。
岩手県、二戸市、そして漆に携わる多くの人々がその想いを共にし、力を合わせながら、
浄法寺の漆を守り、育て、発展を続けています。



秋のウルシ林

秋のウルシ林

落葉広葉樹である漆は、秋に赤や黄色に葉をそめて、二戸の自然豊かな山林を鮮やかに彩ります。6月中旬に始まる漆掻きは10月に入るとそろそろ終わりを迎えます。この時期に採取した漆は末辺と呼ばれ、主に下塗りに使われます。
最後の一滴まで無駄にせず採り尽くし、漆の木はその役目を終えます。


うるしを守り、育て、次へつなげる人の環。

技術の継承

技術の継承

二戸市は全国から漆掻きを目指す人を募集しています。
埼玉県出身の長島まどかさんもその1人。仕事は厳しい自然の中ですが、技術育成は開かれた環境で行われており、名職人たちが温かく指導します。
そして、昨年2017年の共進会(漆の品評会)では見事入賞を果たすことになるのです。


▼浄法寺の漆掻きの様子はこちらから▼


本物の国産漆

本物の国産漆

採れたばかりの漆です。
本来中国やインドなどの温暖な地域を原産とするウルシ。
生育域北限とされる岩手の漆は成長がゆっくりですが、
その分漆の硬度がやや高いのが特徴です。
1本の漆木から採取できるのは約200gわずか牛乳瓶1本程。
ひと掻きずつ丁寧に、時間を掛けて採取されていきます。


専用の道具

専用の道具

漆掻きの道具は独特です。
タカッポと呼ばれる漆を入れる桶や、特殊な形状の鉈を始め、鎌やヘラも専用のもの。
最近はこれらを作る鍛冶屋さんが減りつつあり、
漆掻きの職人さんは、道具の確保やメンテナンスにも苦労されているとのこと。
皆さん今あるものを大切に使っているそうです。


切磋琢磨の共進会

切磋琢磨の共進会

秋に行われる浄法寺漆共進会は、その年に採取された浄法寺の漆が一同に並び、
一つひとつの漆の品質を確認しあう、年に一度の品評会です。
今年で40回を迎え、浄法寺漆の品質を支えてきました。
漆掻きに取り組む人々の切磋琢磨の場でもあります。


繰り返す営み

繰り返す営み

8~13年かけて育てた漆の木は「殺し掻き」という手法で
1年で漆を採り尽くし、伐採されます。
そしてまた切り株から出た芽を育て、営みが繰り返されます。
写真の苗木はまだ50~70cmほどの高さ。
紅葉で落葉した後、ムシロを覆って越冬させます。


残暑の残る木洩れ日

秋、まだ残暑の残る木洩れ日が、広い漆林の足元を照らしていました。
官民をあげて浄法寺漆の発展に取り組む二戸市。
大きく枝を伸ばした漆の木1本1本が
多くの人々のたゆみない歩みを象徴しているようでした。




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