【お知らせ】
※九段店舗の営業日は、店舗営業日カレンダー、もしくは店舗情報をご確認ください。
▼浄法寺漆展のうつわ紹介動画はこちらから▼
手にやさしく馴染む重さ、口に触れたときのほっとする感触。
漆ならではの豊かな温度を日々の食卓で味わえるのが、浄法寺塗の汁椀です。
「気負わずに普段使いしてほしい」
「使いながら育て、完成させてほしい」
そんな願いを込めて、浄法寺漆器の多くは単色の端正な塗りに仕上げられます。
飾りのないひたむきさ。
作り手が託す想いは、再興から40年を経た今も変わりません。
塗り重ねる漆の色は、同じ朱でも同じ溜でも、塗師によって表情が異なります。
微細な差異にこそ、その人の手が生き、その器だけの個性が宿ります。
岩舘隆さんの原点である端反椀には、
全行程に国産漆を用いたタイプも定番となりました。
玉山保男さんの茶漬け椀は、縁の利いた造形が美しく、
5寸・大・小の3サイズを木地呂と朱で展開します。
浅野奈生さんの玉椀と大玉椀は、繊細な玉縁がやわらかな品格を添え、
佐々木暢子さんのまり椀は、手毬のようにまるく愛らしい姿で目を引きます。
そして、浄法寺塗を象徴する仕上げ「塗りたて」。
磨かずに仕上げるため、塵ひとつ許さない緊張感の中で塗り上げられ、
やわらかく鈍い光沢をまとった椀が静かに完成します。
最後の仕上げを行うのは、実は使い手の時間です。
触れ、洗い、拭き、毎日とともに重ねていくほどに、
漆は少しずつ艶を帯び、自分だけの器へと育っていきます。
うつわのお取り扱いについて
ご紹介の漆器は殆どが塗り立ての状態です。
漆が落ち着くまでしばらく置き、2026年、年明けの頃からお使いいただくことをおすすめします。
