中川紀夫×小林巧征×武曽健一 三人展
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中川紀夫×小林巧征×武曽健一 三人展
中川紀夫×小林巧征×武曽健一 三人展
陶器、磁器、スリップウェアそれぞれの豊かな個性が、
互いを尊重し合うように響き合う不思議なハーモニー。
270種類にものぼるうつわの数々が、素敵なメロディーを奏でます。
九谷の地で独立を選んだ小林巧征さん。
「とにかく一度形にしてみて、まず自分で使ってみる」というスタンスから生まれるのは、
皿・鉢・カップなど多彩な器です。
古典の流れを汲むものから、近年力を注ぐ“しのぎ”をアレンジした斬新な表現まで、
湧き上がるアイデアを次々と形にしています。
若々しく精悍な作風はどこか九谷青窯出身らしい…心地よさが漂う小林さんのうつわです。
中川紀夫さんは、益子での修業中に民芸館で出会ったスリップウェアに導かれ、
故郷・波佐見でのびのびと独自のスタイルを展開されています。
手仕事ならではの偶然性や土の素朴さを大切にする姿勢は、
その穏やかな人柄とも重なり、
織部釉を思わせるグリーンや、チブサン古墳の壁画に着想を得た表現など、
独自の風合いを持つ器へと結実しています。
安南風の乳白色の胎土に、黄色やブルーのにじみが印象的な絞り手。
そこに漂うのは、武曽健一さんの器が持つ、なんとも言えない優しさです。
グレーに映える白い刺繍のような象嵌には、丁寧な仕事ぶりが端正に表れています。
一見ポップな雰囲気を持つ印花シリーズには、故郷・福井の風土が映し込まれています。
大地の黄色、北陸特有の曇り空のグレー、日本海のブルー、湿り気のある雪の白。
そこに錆釉を加えた5色のマグカップをご紹介します。
三人展ならではの出会いを、どうぞお楽しみください。


























