久島 豊 展 -甦る英国古陶スリップウェア-

久島 豊 展
-甦る英国古陶スリップウェア-

英国伝説の古陶と呼ばれる「スリップウェア」がつくられていたのは17世紀から18世紀。
パイを焼く器として、オーヴンからそのままテーブルへと運ばれて使われる日常のうつわでした。

そのやわらかで温かみのある質感、自由闊達な抽象文様の楽しさは
骨董としても時代を超えて 日本人の心をとらえ続けています。
特に民芸運動の創始者柳宗悦は この魅力に着目し、
他に先駆けて多数のスリップウェアを蒐集し、
今や民芸館の主要なコレクションのひとつとなっているほどです。

石川県七尾市能登島で築窯し うつわの制作に専念している 久島豊さんは、
このスリップウェアの作風や手法を何とか現代の食器として甦らせることはできないものかと
ここ数年試行錯誤を繰り返してきました。
日本には先達のいない領域であることから、多くの失敗を重ねてきたのですが、
ついに久島スリップウェアと呼ぶにふさわしい彼独特の新しく味わいのある食器の完成を
みるにいたりました。
奔放な筆使いと、おおらかなボディで表現される大平鉢、ピッチャー、ケーキ皿等、
それら日常のうつわはヨーロッパ古陶のエッセンスを生かしながら、
現代日本の斬新な感覚として見事に生まれ変わりました。

和洋の境界を越えて、食卓に新しい風を運ぶ「久島スリップウェア」。
心ゆくまでご堪能下さい。


手付きデカンタ(イッチン) 大鉢
ケーキ皿 ピッチャー片身替り


企画展名:久島 豊 展 -甦る英国古陶スリップウェア-
2005年 5月27日(金) ~ 6月4日(土)午前10時30分~午後7時 ※会期中無休

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